「山積する社会問題をタダで解決するたった一つの方法」を「タダで解決するたった一つの方法」
土曜日に放送されたNHKの「週刊ニュース深読み」を見ていたら、結局最後はこれと同じような話になったので、その解決策を考えてみた。
小室淑恵「山積する社会問題をタダで解決する、たったひとつの方法」 | 日刊読むラジオ
2012年6月30日に開催された「TED×tokyo2012」でのプレゼンを書き起こしたもの。
簡単に言うと
「少子化やいじめ等の社会問題に対して、有効な対策方法が見つかっていない。そこで小室淑恵さんが考えた、まったく財政を使わずに、それらの問題を一掃できるたったひとつの方法とは?
ズバリ『長時間労働をやめる』
長時間労働をやめても業績なんか落ないからみんなとっととやめよう!そうすれば公私ともに豊かになるよ。」
ということ。
この意見には全面的に賛成で、そこに議論の余地はないと思うけど、ただ一つ問題なのは「どうやって長時間労働をやめるのか」という部分。プレゼンの中では具体的な方法は出ていない。もちろん小室さんの会社にコンサルティングしてもらうという方法も有効だとは思うが、そうすると国の財政は使わなくても、会社としてはお金がかかる。
そこで国の財政も民間の資金も使わずに、「長時間労働をやめる方法」を考えてみた。それは
「未払残業代の請求を過去に遡って何年でも認めるようにすること」
だ。
現在は法律で2年までしか遡って請求することはできない。それを無期限にしてしまうのだ。そうすれば普通の会社であればサービス残業なんて怖くてさせられない。なにせ退職者が10年分のサービス残業代を請求して裁判起こしてきたら堪らないから。消費者金融の過払い金請求が一段落ついた弁護士や司法書士もウハウハだよ。グレーゾーン金利の見直しで消費者金融が生き残れずにほぼ大手銀行傘下になったのと同様にブラック企業はなくなることは間違いない。ぼくもその昔ワタミ系で働いていた分の未払残業代100時間×18ヶ月分くらい請求できるだろうか?手帳にちゃんと記録してあるし。
この法改正に反対する会社は「従業員にサービス残業させてます!」って自己申告しているようなもんだから、反対する会社もないはず。だってきちんと法律を守っていれば過去に遡られても怖くないはずだから。
- 税金を使わない
- 未払残業代がある人にキチンと支払われる
- サービス残業させている会社が無くなる
- 弁護士・司法書士は儲かる
- サービス残業がなくなって、結果長時間労働が無くなる
- 残業が減って会社の人件費が減り、利益がアップ、そして給料もアップ
イイことしかないと思いますが。
どうですかね?